♯09. 異文化理解と心理【解答】
[88] ① a ② c ③ d ④ b
[89] 問1)3 問2)2 問3)1
問題解説
問1)Uカーブは、最初の適応曲線として提唱され、異文化に到着してから滞在を終えるまでの過程を表した曲線である。
問2)Wカーブは、Uカーブの後に再び自文化に再適応する(re-entry)過程を加えたもの。
問3)リエントリー・カルチャー・ショックともいう。
[90] 問1)2 問2)1
問題解説
問1)イヴァン・イリイチ。オーストリア生まれ。鋭い文明批評を続け、「コンビビアリティ」(共生、相互親和性)をキーワードに教育、技術、思想、生命など、多岐にわたる対象を取り上げ、『脱学校の社会』『脱病院化社会』『ジェンダー』などの著書を通じ、産業化社会の抱える問題点を提起した。
問2)外発的動機付けではなく内発的動機付け
学習者オートノミーの概念は、西欧の個人主義を背景にして生まれたものであり、集団主義的文化を持つアジアの学習者には適当ではないのではという議論が一時期あった。
[91] 4
問題解説
異文化摩擦(カルチャー・ショック)を受けた人に対して、「郷にいれば郷に従え」という形の説得は逆効果である。できるだけ共感的に学習者の思いを受け入れることが重要である。
[92] 問1) 4 問2) 1 問3) 2 問4) 2 問5) 3
問題解説
問2)「ハニームーン期」や「新婚期」などとも言われる。
問4)2はクリティカル・インシデントの例で情意面に関わる。
問5)バファバファとは異文化を体験するシミュレーションゲームの一つ。参加者はいくつかのグループに分けられ、それぞれの所属する国の文化、習慣、行動様式などを学ぶ。その後、各グループから別のグループに調査団を派遣し、自分のグループにその報告を行い、文化の違いについて話し合いをする。全ての報 告が終わった後、ファシリテータの元で異文化を理解する上での難しさ、カ ルチャー・ショックなどについてディスカッションを行う。